2018.08.07

夕顔とおばあちゃん

「今年は夕顔が大きくならないねぇ」とおばあさんがよく言っていましたが、 
ようやく何本か収穫できました。
おばあさんは大きくならないのかと心配していたので、喜んでいます。

例年より小ぶりです。

この夕顔は味噌汁や煮物として提供しています。
お客様から「これ何ですか?」と聞かれることがありますが、この地域ではよく食べている食材です。




夕顔と言えば、大正生まれの祖母(ヤマイチのおじいさんの母)が “かんぴょう” を作っていたのを思い出します。

3~4cmに輪切りにした夕顔を、戸溝の様に切り込みが入った台を使って包丁で薄く長く切っていくのです。 これが結構難しく、上手い人は切らずに長く引きます。
竹で編んだ大きなかごに、薄長くなった夕顔を切れないようにゆったり並べます。
これを運ぶのが孫の私たちのお手伝いでした。
祖母はちぎれないように竹の竿に丁寧に掛けて、何日も天日で干していました。
しっかり乾燥したかんぴょうは、縛ってから一斗缶に入れて保管します。
ふたを開けると独特なにおいがして、苦手な臭いだったのを覚えています。

私の子供の頃の日常の光景でしたが、最近ではかんぴょうを干しているのを見かけなくなりました。

今でも夕顔を見ると、祖母が夕顔を引いている姿とあの匂いを思い出します。



夕顔のレシピは昔より増えています。
美味しい夕顔を食べに来て下さい。


hakubavalley  つがいけ高原 リゾートインヤマイチ

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