信州味噌を仕込中
数日前から桶を洗って乾かし、味噌用の道具もきれいにして準備は万端。
我が家総出で味噌作りです。
洗ってから一晩水に浸けておいた大豆。
運べる重さに分けておきます。
大きな釜に大豆を入れます。
最近は圧力釜で煮るので約1時間で炊きあがります。
大豆を煮込んでいると、寝ずに火の管理していた祖父の姿を思い出します。
大豆の煮汁で赤茶色になったドラム缶のコンロを中庭に据え、年季が入った釜に薪をくべてコトコトと煮ていたのです。
独特のにおいと、夜中に揺れる炎の明かりが懐かしいです。
煮汁も大切なのです。
出来るだけこぼさない様にすくって分けておきます。
上手く炊き上がりました。
熱いうちに大豆を潰します。
潰された大豆は広げて冷まします。
今回は扇風機で冷やしたので効率的でした。
米麹と塩を入れて混ぜ合わせ、茹で汁を使って整えていきます。
シンプルな材料が信州味噌の特徴ですが、割合や固さにより仕上がりが変わります。
丁寧に空気を抜きながら味噌の桶に移します。
今年も大きな桶2つに仕込みました。
うっかりして、途中から写真を撮り忘れてしまいました…
味噌倉で1年以上寝かせ、発酵熟成させます。
時間をかけておいしい味噌になるのです。
十数年前の味噌作りの様子です。
今より手作業が多く、もっと時間がかかっていました。
以前は多くの家で自家製の味噌を作っていましたが、今では少なくなってしまいました。
「我が家の味」という文化が無くなっていくのは寂しく思いますが、仕方の無いことなのでしょうね。
ヤマイチの味噌作りは圧力釜へと道具は変わりましたが、昔と同じように作っています。
素朴ですが安全で本物の味を召し上がってください。
hakubavalley つがいけ高原 リゾートインヤマイチ
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