2018.08.05

信州そば 芽が出てます


ソバは寒冷地の痩せた土地でも育ち、低温で日射が少ない方が風味のあるソバ粉になるそうです。なのでここ信州ではソバが作られてきたのでしょう。

我が家でもソバ文化は身近で、私の子供の頃は祖母に“そばがき” を作ってもらいました。
さらに上のおじいさん世代は、囲炉裏の灰の中で作る “灰ころがし”(おやき)がおやつだったそうです。


ソバの栽培は畑お越しから始まります。ここおたり村では6月末から7月中旬までに1~2回お越しを行い、土をほぐしながら雑草を抑えます。
7月中旬から下旬には植え付けです。今は専用の蕎麦植え用のトラクターで行います。

この蕎麦畑は7月20日頃植え付けをしました。
約2週間で蕎麦の芽が10cmくらいまで成長しています。

栂池の蕎麦畑です。

以前、ここは一面田んぼでした。

小谷(おたり)村では田をソバ畑にする農家が増えています。
高齢化により米作りをやめた農家が、委託をしてソバを栽培してもらっているのです。

田は水の持ちが良くなるようにしてありますが、ソバ畑は水はけが良くないといけません。
畔を切ったり溝を掘り、田から畑に変えるのです。
なので一度ソバ畑にすると田に戻すのは難しいです。
それでも先祖代々の農地を荒らしてしまうより、ソバの畑として作付することを選ぶのです。

国内の蕎麦粉の自給率は20%台と意外と低いのです。
田舎で田が減るのは寂しいですが、ソバの自給率が上がってくれると嬉しいです。



秋には白いソバの花が咲きキレイです。

収穫された地元の蕎麦粉を使い「おたり村 新そば祭り」も行われます。

紅葉と秋のおいしい食べ物を楽しみにお出かけ下さい。



hakubavalley つがいけ高原 リゾートインヤマイチ

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